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ホンダも導入、AR(拡張現実)×DOOH(デジタル屋外広告)は体験型キャンペーンの新定番になるかMarketing Dive

Hondaは最近開始した「Keep Dreaming」キャンペーンの一環で、2つの屋外ショッピングセンターのOOHを使って「デジタル」と「空」を融合している。

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Marketing Dive

 Marketing Diveに提供された情報によると、本田技研工業の米国法人であるAmerican Honda Motor(以下、Honda)は、米ロサンゼルスの大型ショッピングセンターで、電気自動車を紹介する初のAR(拡張現実)連動型OOH(屋外広告)活動を展開している。

デジタル屋外広告に接触した消費者は何らかの行動を起こす

 最初の壁画は、ブラックフライデーの週末に米ロサンゼルス市のThe Groveで買い物客を出迎えた。「Wall of Dreams」と名付けられたこのインスタレーション(※)は「スカイセグメンテーション」技術を使って現実世界の空とデジタルコンテンツを融合させたもの。ディスプレイはQRコードを介して携帯電話から起動する。同じものはロサンゼルス近郊のグレンデール市のThe Americanaでも展示された。

※編注:特定の空間に作品や構成物を配置し、その環境全体が一つのアートとなる形式。

 Hondaが引用した調査によると、消費者の70%近くは、デジタル屋外広告を見た後に何らかの行動を起こすという。この調査では、一年で最も買い物が混雑する時期に、同社がなぜOOHというメディアを使って買い物客の想像力をかき立てるのか、その理由を説明している。Hondaによれば、OOHマーケティング業界は2021年から2022年にかけて23%近く成長しており、OOH広告をインタラクティブな体験に変える取り組みはマーケターの選択肢の一つになっている。

 イラストレーターのポール・シッパー氏がデザインした壁画を採用した「Wall of Dreams」は、Hondaが最近立ち上げた「Keep Dreaming」キャンペーンに基づき、カーボンニュートラルな未来への同社のコミットメントを強調している。この新しいインスタレーションは、同社の電動垂直離着陸機(eVTOL)の情報から始まり、同機が空から降下し、3Dで回転し、そして再び離陸する様子を描いている。

 ここでは、Hondaが2050年までにカーボンニュートラルを達成するためにどのように取り組んでいるかを概説している。藻類を使ったプロジェクトや、Honda初の全電動SUVである新型「2024 Prologue」のような新製品が紹介されている。各拠点にはHondaのブランドアンバサダーが常駐し、体験を案内したりブランドバッグをプレゼントしたりした。

 ARは、屋外キャンペーンにスパイスを加えたいマーケターの間で人気のツールとなっている。TripadvisorやShake Shack、Legoなどの企業もARを活用している。

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