2023年の米国ホリデーシーズンはBNPL(後払い決済)が過去最高に――Adobe予測:今日のリサーチ
Adobeはホリデーシーズンの米国におけるオンライン売上高が2218億ドルになると予測しています。
Adobeは2023年ホリデーシーズン(11月1日から12月31日まで)のオンラインショッピング予測を発表しました。これは「Adobe Analytics」を通じて得られたオンラインでの商取引データを分析したもので、米国の小売りサイトへの1兆回以上の訪問、1億個のSKU、18の製品カテゴリーから得られたデータに基づいています。
同予測によると、米国における2023年ホリデーシーズンのオンラインショッピングの売上高は前年比4.8%増の2218億ドルに達する見込みです。
サイバーマンデーの売り上げは120億ドル超え
オンラインでの後払い決済(BNPL:Buy Now Pay Later)による売上高は、2022年の145億ドルから16.9%も増えて、170億ドルに達する見込みです。モバイルでのショッピングはデスクトップを上回り、2023年ホリデーシーズンのオンライン消費の半分以上(51.2%)をモバイルでの売り上げが占めそうです。
ホリデーシーズンの中でも特に売り上げ増が期待されるのが、感謝祭やブラックフライデー、サイバーマンデーを含む11月23〜27日のサイバーウィークです。Adobeはこの期間のオンライン売上高が同5.4%増の372億ドルに達し、ホリデーシーズンの売上高の16.8%を占めると予測しています。
特にサイバーマンデーの売上高は同6.1%増の120億ドルにまで拡大し、2022年に引き続き年間最高売り上げを記録する日となりそうです。また、ブラックフライデーには同5.7%増の96億ドル、感謝祭には同5.5%増の56億ドルのオンライン売り上げになる見込みです。
大幅な値引きが予想されるこれらの大型ショッピングデーが、ホリデーシーズンにおけるオンラインショッピングの拡大に重要な役割を果たすようです。
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