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MetaがRay-Banと共に開発するスマートグラス、初期モデルの大コケを乗り越えてどう進化した?Social Media Today

Metaのスマートグラス「Ray-Ban Stories」の次期モデルの発売が近づいている。進化のポイントは?

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 2023年9月、AR/VRカンファレンス「Meta Connect」の目前に、Metaのスマートグラス「Ray-Ban Stories」の次期モデルがFCC(米連邦通信委員会) の製品IDリストに掲載された。これは、新製品が実際に店頭に並ぶ前の重要な最終段階だ(※)。

※編注:本稿の原文公開後の2023年9月27日(米国時間)に開催された第10回「Meta Connect」において、新製品「Ray-Ban Metaスマートグラス」が発表された。

ウェアラブルをよりファッショナブルにするのがMeta流

 テック系ライターのヤンコ・レトガース氏(外部リンク/英語)が指摘したように、「Luxottica Group Smart Glasses」の新しいFCCリスト(外部リンク/英語)には、Metaのカメラ付きグラスの次期バージョンに関する詳細が記載されている。Ray-Banのブランドを所有するLuxotticaはMetaとウェアラブルの推進で提携している。Metaは(Google Glassのような)ロボットテクノロジーデバイスとは対照的に、ウェアラブルをよりファッショナブルで魅力的なものにしようとしている。

 Metaは既にRay-Ban Storiesの次期バージョンに関する情報を提供している。これによると、着用者はFacebookやInstagramにビデオを直接ストリーミングできるようになり、ストリーミング中に視聴者が着用者に話しかけることもできるという。

 新たなスマートグラスはライブストリームビデオのスターたちにとって非常に魅力的なものになるだろう。より臨場感あふれる主観動画を作成できるようになるからだ。ライブ動画内では、視聴者の書き込みに応答することもできるため、新しいタイプのインタラクティブな体験を提供可能になる。

 あまり良い使い方ではないかもしれないが、配信者がこれを利用して視聴者から寄せられたお題に挑戦し、大胆なリクエストほどより多くの寄付を獲得できるようになるといったことが想像できる。

 しかし、携帯電話を手持ちの自撮り棒に載せて街を徘徊してスピーカーからコメントを発する配信者が増えていることを考えると、スマートグラスが人気のオプションになる可能性は高い。中でも次期Ray-Ban Storiesは特に人気の高い製品になるかもしれない。

 最初のバージョンは決してそうではなかった。

 Webメディア「The Verge」(外部リンク/英語)によると、Ray-Ban Storiesの第1陣ユーザーの90%以上がその後使用を中止しており、全体的な売り上げはMetaの予想を大幅に下回っている。それでも、このデバイスはまだ開発中のMetaのフルフィードARグラスの先駆けとなるものであった。初期モデルの売り上げは大きくなかったかもしれないが、このプロセスによってMetaは生産パイプラインを確立することができた。それは最終的に次のステージに拡大されるだろう。

 つまり、このプロセスにはデバイスそのものを超えた価値があるのだ。もしMetaがRay-Ban Storiesをより魅力的なものにすることができれば、それを使う配信者が少数であったとしても、より多くのユーザーを取り込み、新たな利用を呼び起こすことができるだろう。

 そして、もしかしたらそこから全く新しいコンテンツトレンドが始まり、さらに多くの関心が高まるかもしれない。

 ライブストリーミングは「Meerkat」が市場を席巻した2015年に一大ブームを巻き起こした。そしてまた最近、リアルタイムな視点を共有したり、その場で魅力的なビデオフィードを提供することへの関心が再び高まっている。


カメラ内蔵でライブ配信可能、チャットAIと会話もできる「Ray-Ban Metaスマートグラス」は米国時間2023年10月17日に発売(299ドルから)。現時点で日本での販売はない(出典:Meta)

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