成果につながったリスキリング、1位は「マーケティング」――ナイル調査:今日のリサーチ
マーケティングスキルを習得すると、企画力やリサーチ力、データ分析力、コミュニケーション力など幅広い能力が身につき、さまざまな仕事や業務でのよい成果につながっていくようです。
ナイルが運営するスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv」は、リスキリングに取り組んだことがある20〜60代の580人を対象に、学習内容やその成果、課題感、学習方法などに関する調査を実施しました。
リスキリングに取り組んだ理由を聞いたところ、最も多かったのは「仕事上で新しいスキル・知識の必要性を感じた」(30.3%)でした。以下、「仕事上で新しいスキル・知識を求められた」(23.3%)、「興味で新しいことを学びたかった」(13.4%)が続きました。
リスキリングに取り組んだ結果、どうなったか
どのようなことを学んだのか聞くと、「PCの基本操作」が189人と最も多く、次いで「語学」(143人)、「デザイン・グラフィック」(137人)と続きました。リスキリングの成果では、「現在の会社での仕事の幅が広がった」が207人、「現在の業務で解決したい課題・悩みを解決できた」が146人、「上司からの評価が上がった」が115人で、7割以上がプラスの結果につながっています。
リスキリングに取り組んだ結果、どのような変化があったのかを聞くと、最多は「現在の会社での仕事の幅が広がった」(207人)で、他に「現在の業務で解決したい課題・悩みを解決できた」(146人)、「上司からの評価が上がった」(115人)となどが挙がりました。「まだ成果は出ていない」(91人)、「特に変化したことはない」(71人)を除くと、取り組んだ人の7割以上がプラスな結果につながっていることが分かります。
具体的にどのようなスキルが成果につながっているのかを聞いたところ、「マーケティング」が8項目中6項目でトップ3に入りました。企画やリサーチ、データ分析、コミュニケーションなど、幅広い能力が必要とされるマーケティングスキルを習得することは、さまざまな仕事や業務で良い成果をもたらしているようです。
効率的にスキルを習得するにはどのような学習方法が適しているのか、スキルの習得度合いを各学習方法別に回答してもらったところ、「身についた」のトップは「書籍の購入」(36.9%)、次いで「動画サイトの視聴」(28.8%)、「オフライン講座の受講」(27.4%)と続きました。オンライン学習で身についた人の割合は、「動画サイトの視聴」だけでなく「オンライン講座の受講」(23.1%)、「スマートフォンの活用」(22.8%)など、いずれも20%台に達しています。
効率的なリスキリングにオンラインの活用は必須と言えそうです。
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