化粧品の情報収集実態 信頼できる情報源は「サンプル」、購入の決め手は「口コミ」がトップ:今日のリサーチ
「@cosme」を運営するアイスタイルが実施した化粧品の情報収集実態調査の結果です。
アイスタイルはこのほど、直近1年間に同社の美容系総合ポータルサイト「@cosme」を含むWebサイトやアプリで化粧品・美容関連の商品(スキンケア・メイク・ボディケア・ヘアケア・サプリメント・美容家電など)に関する情報を収集し、購入した15〜59歳までの一般女性を対象にアンケート調査を実施しました。
化粧品・美容関連商品を使用・購入する際に信頼できる情報源を複数回答で尋ねたところ、最多は「サンプル」(29.0%)でした。以下、「友人・知人・家族」(26.8%)、「テスター」(21.9%)、「@cosme」(20.3%)、「Instagram」(20.1%)が2割台で続きました。
参考とするメディアは平均1.8個
サンプルやテスターなど実際に試せるものと、リアルとネットを含めた口コミが信頼できる情報源の上位を占めた形です。さらに、購入を迷っているときに最終的な決め手となることの多い情報源を1つだけ選んでもらったところ、口コミ(匿名の一般人、インフルエンサーなど使用者の声/テキスト、画像、動画問わず)がサンプルやテスターを上回りトップとなりました。
化粧品・美容関連商品情報を収集する際に利用するWebサイトやアプリを聴取したところ「Instagram」「@cosme」「楽天市場」「メーカー・ブランドのホームページ、公式アプリ」がそれぞれ3割台で並びました。20代以下では「YouTube」が「Instagram」に次いで高く、また10代では「TikTok」の使用率も5割を超える結果となりました。化粧品・美容関連の情報収集の場としてSNSを利用する理由としては「リアルなユーザーの声・評価を知るため」(38.4%)が最多。「人気な・流行している・話題の商品を知るため」(30.0%)を上回りました。
認知から購入に至るまで平均で幾つくらいの情報源を参考にすることが多いのか聞くと、約5割が2個以上のメディア・媒体を参考にしていると回答。全体で平均1.8個、10代で2.1個と、若年層でより多くの情報に接していることが分かりました。1番目および2番目に訪れるメディアを尋ねたところ、年代別に違いはみられるものの、全体では1番目に訪れる割合が最も高いのは「Instagram」、2番目に訪れる割合が最も高いのは「@cosme」でした。
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