調査リポート
シニアの「孫消費」が再び縮小、背後にインフレの影響?――ソニー生命調べ:今日のリサーチ
ソニー生命が2013年から毎年実施している「シニアの生活意識調査」。大きな傾向変化はないものの、今回の結果からは忍び寄るインフレの影響がうかがえます。
ソニー生命はネットエイジアの協力の下、11回目となる「シニアの生活意識調査」を実施しました。
全国のシニア(50〜79歳までの男女)1000人を対象に、現在の楽しみを聞いたところ、最も多かった回答は「旅行」(39.9%)。以下「テレビ/ドラマ」(38.4%)、「グルメ」(27.1%)、「映画」(25.6%)、「読書」(23.3%)と続きました。
旅行は2017年以来ずっとトップの座を守り続けていますが、前年の調査結果と比較すると、旅行を楽しみにする人の割合は2022年の45.3%から5.4ポイント下降しています。また、貯蓄も2022年の13.2%から2023年は8.9%へ、4.3ポイント下降しています。物価上昇による家計負担の増加を受け、大型出費を伴う旅行や余剰資金による貯蓄を楽しめる人が減少した可能性があります。
前年に急回復した「孫消費」は再び縮小
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