「メタバースの時代」までMetaとInstagramは持ちこたえられるか?:プレイバック注目コンテンツ
「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」というMetaのミッションは、来るメタバースの時代の礎となるものでもあります。未来のためにも今コケるわけにはいかないInstagramの戦略とは?
Appleのプライバシーポリシー変更で広告収入が激減する一方、急成長するTikTokが大きな脅威となるなど、Meta Platforms(以下、Meta)とそのサービスであるInstagramやFacebookを取り巻く危機感が高まっています。来るメタバースの時代にもう一度栄光を取り戻すことを夢見つつも、そのときまで若いユーザーをつなぎとめることができるか、今がまさにMetaにとって正念場と言えるでしょう。
現状を打破するためのキーワードが「価値共創」と「没入型体験」。自らコンテンツを作りコミュニティーを広げることのできるクリエイターと協業し、ユーザーを巻き込んで新たなカルチャーの発信源であり続けることが、今のInstagramに求められています。コミュニケーションの在り方も従来の動画や画像、テキストを介したものだけにとどまらず、今後は没入感のある「メタバース」へと移行することが期待されます
Meta日本法人Facebook Japan代表取締役の味澤将宏氏は2022年9月に開催されたイベント「House of Instagram Japan 2022」において「3Dの体験だけでなく、離れていても同じ空間を共有でき、アプリケーションやプラットフォームを超えてアバターやデジタル技術を持っていける世界を実現してきたい」と語っています。
同イベントをレポートした「メタバースに全振りのMetaはInstagramをどうするつもりなのか?」と「鹿毛康司氏、日本ロレアル高瀬絵理氏、デロイトトーマツ吉沢雄介氏が語る 『価値共創マーケティング』」を読んで、これからのInstagramの戦略と、そこでマーケターが何をすべきかについて、一緒に考えてみませんか。
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「メタバース」の認知度は急速に高まっています。しかし、知っていることと内容を理解していることは全く異なること。「メタバースとは何か」と聞かれて他の人はそう多くはなさそうに思われます。
皆が期待し、そこに未来を感じてはいるものの、その未来がいつやってくるのかは不明。Metaがこの領域に先行投資するのと対照的に、現時点ではメタバースと距離を置くテック企業もあるようです。
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