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従業員エンゲージメント低迷の日本、継続勤務意向も右肩下がりで世界と同水準に――クアルトリクス調査今日のリサーチ

従業員エクスペリエンス(EX)の現状と、2023年に注目される3つのEXトピックについての調査結果です。

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 米Qualtricsの日本法人であるクアルトリクスは、日本を含む世界27カ国・地域で実施した従業員エクスペリエンス(EX)トレンド調査の結果と、日本で独自に実施した調査の結果を発表しました。前者は日本を含む27カ国・地域のフルタイムまたはパートタイムで働く18歳以上の就業者を対象に2022年8月から11月に実施、2万8808人から回答を得ました(うち日本の回答者2014人)。後者は日本で正社員として雇用されている18歳以上の就業者を対象として2023年1月下旬に実施、4157人からの回答を得ました。

 前年のEXトレンド調査では、日本の従業員エンゲージメントスコアは大きく低下して調査対象国・地域の中で最低なりました(関連記事:「『従業員エンゲージメント』で日本が最下位――クアルトリクス調査」)。今回の調査においては前年比プラス3ポイントと、やや回復しています。しかし、引き続きグローバル平均に対して低水準であることは変わりませんでした。


エンゲージメントを測定する3つの設問項目に対し、「非常にそう思う」または「そう思う」とした回答者の比率の平均(出典:クアルトリクス、以下同)

 一方、日本における「継続勤務意向」は前回調査から5ポイント低下し、グローバル平均とほぼ同水準になりました。従来、日本で働く人々の「継続勤務意向」は高いことが通常でしたが、コロナ禍を通して働き方に対する価値観の変化を背景に、特に若年層において同一企業にとどまる意欲が低下したと推察できます。


「当社で、あとどのくらい働こうと考えていますか?」という設問に対し、「3年以上5年未満」または「5年以上」とした回答者の比率

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