成果の出ないマーケティングは社内外のステークホルダーとの連携不全に起因?:今日のリサーチ
BORDERLESS MARKETING COMMUNITYの調査によると、ステークホルダーとの連携が「できていない」「改善すべき点が多い」とする回答は約半数。ステークホルダーとの連携不全がマーケティング・プロモーションの成果を毀損しているとする回答は約6割に上りました。
BORDERLESS MARKETING COMMUNITY(以下、BMC)は、マーケティング・プロモーション業務に従事するステークホルダー417人を対象に、「マーケティング業務におけるステークホルダーとの連携に関する調査」を実施しました。BMCは、マーケティング業界に存在する専門領域ごとの分断を解消して真に全体最適化されたマーケティングの実現を目指して2022年2月に発足したコミュニティーです。
消費者の多様化やメディアの増加などを背景に、マーケティング戦略が複雑化しています。それに伴い、マーケティングに関わるステークホルダーも、広告主、広告代理店、メディア、クリエイター、調査会社、コンサルタントなど多様化しています、それぞれの専門領域を超えて横断的に連携することが難しくなっていると言われますが、実態はどうなっているのでしょうか。
まず社外のステークホルダーとの連携について、「連携できているとはいえない」と回答した人は18.9%、「ある程度は連携しているが、改善すべき点が多い」が29.3%でした。事業会社のマーケティング担当者に限ると、「連携できているとはいえない」「ある程度は連携しているが、改善すべき点が多い」の合計は6割以上に達します。社内のステークホルダーとの連携については「連携できているとはいえない」が16.1%、「ある程度は連携しているが、改善すべき点が多い」が34.5%で、過半数になりました。また、こちらも事業会社のマーケティング担当者で課題が多い結果となっています。
具体的な課題として最も多いのは「情報共有の不足」
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