SaaS選びに7割の企業が失敗、原因は？――ITreview調査：今日のリサーチ

新たにIT製品・SaaSの導入を検討している企業の経営者・役員を対象に実施した「DX推進に関する実態調査2022」の結果です。

[ITmedia マーケティング]

　顧客管理をはじめさまざまな業務でさまざまなSaaSを導入・活用する機会が増えています。ビジネス向けソフトウェアとクラウドサービスのレビュープラットフォーム「ITreview」を運営するアイティクラウドは、新たにIT製品・SaaSの導入を検討している企業の経営者・役員を対象に「DX推進に関する実態調査2022」を実施しました。

　SaaSの導入を検討する企業のDXの推進状況を聞くと、「デジタル企業として優位性を確立」と回答したのはわずか14.9％にとどまり、12.8％は「いまだ具体的なアクションは行っていない」状態が明らかになりました。IT製品・SaaS選びの際のつまずきやすいポイントとしては「製品が自社に合うか」や「自社に合う選択軸」「製品の正しい評価」などが分からず悩む声が多数挙がりました。また67.4％の企業が、過去にSaaS製品の導入に失敗した経験があることも明らかになりました。

過去にSaaS製品の導入に失敗した経験。「何度もある」「1〜2回程度ある」「ない」「分からない／答えられない」から選択（出典：アイティクラウド、以下同）

失敗の理由1位は「営業を受ける中で期待値が上がり過ぎた」