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テレビの“オワコン”化が止まらない? 米国で消費者が「TikTok」や「YouTube」に費やす時間はテレビと互角:Social Media Today
最新レポートによると、米国におけるSNS動画の視聴時間はテレビと同じくらいになっている。テレビからSNS動画へのシフトは若者ほど顕著だということだ。ブランド広告主はこのトレンドをどう捉えるべきか。
Consumer Technology Association(CTA:全米民生技術協会)は幅広いメディア消費におけるオンラインコンテンツの影響力の高まりを確認するため、調査を実施した。米国の消費者は現在、従来のテレビを見るのとほぼ同じくらい多くの時間をソーシャルメディアプラットフォームの動画ストリーミングに費やしている。この調査結果は、CTAの年次イベントであるCESに関連してリリースされたものだ。
調査結果をまとめたレポート「Exploring the Creator Economy」によると、米国人が1週間でメディアに消費する時間のおよそ4割に当たる39%は、UGC(SNS上でユーザーが作成したコンテンツ)で占められている。
従来型メディアで提供されるPGC(プロが手掛けた商用コンテンツ)とUGCそれぞれの詳細を見てみると、「TikTok」や「YouTube」などにおけるUGCのビデオコンテンツがメディア消費時間全体に占める割合は16%。これはテレビで放送されるコンテンツに消費する時間の18%に匹敵する。
ブランドは「クリエイターエコノミー」をどう捉えるべきか
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