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テスラとの戦いに“レガシーメーカー”がマーケティングで勝つには?――「EV」時代の自動車ブランド【前編】:Marketing Dive
EV市場で独走するTesla(テスラ)につけられた大差を少しでも縮めるため、既存の自動車メーカーは価格や製品バリエーション、そしてブランド戦略で勝負しなければならない。
オミクロン禍での開催となった2022年1月の「CES 2022」において、ひときわ盛り上がりを見せている分野がある。世界最大級の電子機器の見本市であるこのイベントは、EV(電気自動車)に関する新しいニュースを披露する機会を提供してくれる。これまでCESに出展するのはテック企業が中心であったが、今回はGeneral Motors(GM)やBMW、Hyundai(ヒョンデ)、Stellantis(ステランティス)、Mercedes-Benz Group(メルセデスベンツグループ)などの自動車メーカーも出展した。感染拡大防止のためにバーチャル展示にしたGMのような企業もあるが、各社とも発表の内容は充実していた。例えば昨日(編注:本稿の原文は2022年1月4日に公開されている)、メルセデスベンツグループは、長距離ドライブに焦点を合わせたスポーティーなコンセプトカー「Vision EQXX」を発表した。また、GMは明日、Chevrolet(シボレー)ブランドのSilverado(シルバラード)にEVモデルを展示する。
モーターショー化したCES
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