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離脱につながるUI/UX そのカート追加導線が残念な理由勘違いだらけのWebマーケティング【第3回】

Webマーケティングでよくある勘違いを紹介し、理想と現実のギャップを埋めるための本連載。第3回は「カート追加導線」について。

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 ECサイトにおいて、商品をカートへ追加させるための導線設計は、成果に直結する重要なポイントだ。そのため、すでに多くのセオリーがあり、一般化している。例えば、カートボタンの色や位置という設計/デザインにおける工夫や、魅力的な商品画像や説明を作成するコンテンツの工夫などである。

 しかし、実はそんなセオリーが当てはまらない場合もある。この記事では、そんな事例を勘違いとしてまとめた。

勘違い1. 商品はなるべく早くカート追加させるべきだ。

商品詳細ページを精読させるべきケースも。

 ユーザーにCV(コンバージョン)してもらうには、まずカートに商品を追加してもらう必要がある。ECサイトの商品詳細ページにおいて、カートにいかに追加させるかはマーケターの腕の見せどころだろう。

 手軽な施策としては、ページ下部にカートボタンを固定し、スクロールに追従させる方法がある(いわゆる追従型CTA)。これによりユーザーはいつでもカート追加ボタンを認識でき、ついついカートに商品を追加してしまうだろう。


追従型CTA例(画像下部の赤枠部分)

 一般的には、カートへ追加される商品が多くなればCV数も多くなりやすいため、この施策は有効である。しかし、ある条件の下では、かえってCV数を低下させる恐れがあることをご存じだろうか。その条件とは、以下の3つである。

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