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「データ活用」から考えるDX推進とは?:CMOのためのデジタルトレンド解説
何のためのデータ活用か。イメージをしっかり持った上で基盤を構築し、必要なデータを準備することが重要です。
筆者は、デジタルマーケティング業界で働き始めて20年経ちます。広告代理店という立場で、さまざまな業界の企業に対して、デジタルマーケティングの支援を行ってきました。2020年にプリンシプルへ入社し、4月からはDX部門の部門長として、製造業、小売業など幅広い企業のDX推進支援を行ってきました。
何のためのデータ活用か
新聞や雑誌などのメディアで「DX」というキーワードを見ない日はないと思います。その中でも「データ活用」は特に注目されていると思います。これまで企業内に眠っていたデータ、社内部署に分散していたデータを集め、データ分析基盤を構築し、活用することで、競合との差別化を図りたいという企業が増えています。一方でデータ活用したいのだが、なかなかプロジェクトが進まない、うまくいかないというケースも見てきました。
データ活用のステップとしては、図1のようにデータ収集、基盤構築、データ活用という3つのステップがありますが、うまくいかないケースとしては「データ活用」の具体的なイメージを持たないまま「データ収集」や「基盤構築」を始めてしまい、頓挫してしまうということが考えられます。
では「データ活用」にはどういったパターンがあるのでしょうか。代表的なものを図2に挙げてみました。
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