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Google検索2021年上半期の動向振り返り――コアウェブバイタルがランキングシグナル化など:中村研太のSEOウォッチ(2021年1〜6月)(1/2 ページ)
Google検索の2021年上半期の動向を振り返ります。
2021年も上半期折り返しを迎えます。SEOについても相変わらず多くのトピックスがありました。2021年上半期に起こったGoogle検索に関わる重要度の高いアップデートについてお届けします。今回取り上げる2021年上半期のSEO関連重要トピックスは以下の通りです。
- エクスペリエンスアップデート導入開始
- AMP の優遇措置終了
- サーチコンソールにGoogle Discoverレポート、正規表現対応も
- 動画SEOについての公式情報アップデート
- Google I/O から見る未来のSEO
1. エクスペリエンスアップデート導入開始
かねて予告されていた「コアウェブバイタル」がランキングシグナルとして導入され、「エクスペリエンスアップデート」として2021年6月中旬にローンチしました。
ページエクスペリエンスは、サイトを訪問したユーザーにとっての使い勝手や安全性などを指す言葉です。現在は、「ウェブに関する主な指標」「モバイルユーザビリティ」「セキュリティ」「HTTPS」「広告に関する問題」の5項目が対応しており、Googleサーチコンソールの「エクスペリエンス」のレポートから確認できます。
今回、既にランキングシグナルだった他の4つに加えて、「ウェブに関する主な指標(コアウェブバイタル)」がアルゴリズムのロジックに加えられました。コアウェブバイタルの要素は以下の3つです。
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