調査リポート
データの活用を妨げる2段階の壁――Teradata調査:今日のリサーチ
8割の組織が多種の顧客データ収集を目指しているのに実際にはデータ活用があまりうまく行っていません。なぜか。Teradataが調査しています。
クラウドデータプラットフォーム「Teradata Vantage」を提供するTeradataとCelebrus Customer Data Platform(CDP)を提供するD4t4 SolutionsはForrester Researchに委託し、企業の顧客体験(CX)向上に関わるビジネスの意思決定者を対象にしたグローバル調査を実施しました。
CX向上を目指す企業はデジタルチャネルを重視しています。消費者にリーチし、より良い関係を築くためにはデジタルでの顧客体験が最も効果的な方法であると回答した人は85%に上りました。特に重要視されるのがリアルタイム性。リアルタイムに顧客体験を提供することを重視する回答者は66%。また、インパクトのある顧客体験を創出することが組織の優先事項だと回答した人は65%でした。これらはグローバルの数値ですが、日本法人の日本テラデータによると、日本国内ではさらにその割合が高い傾向を示すということです。
リアルタイムでインパクトのある顧客体験を提供する上で重要なのがデータ活用で、企業もそのことはよく理解しているようです。82%の回答者が「自身の組織は常に、より多種の顧客データ収集を目指している」と、データ活用に意欲を見せています。しかし、データの重要性を認識しているものの、実際には顧客ライフサイクル全体にわたるデータを収集・整理して把握する方法を見いだせないという課題に直面しています。
CX向上におけるデータ活用のポイント
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