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資生堂が考えるビューティー領域のDX マーケティングと営業の在り方はどう変わる?アクセンチュアと合弁会社を設立(1/2 ページ)

資生堂とアクセンチュアは合弁で、ビューティー領域に特化したデジタル・ITの戦略機能会社を7月に設立する。その背景を資生堂社長兼CEOの魚谷雅彦氏が記者発表会で語った。

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 資生堂とアクセンチュアは2021年5月11日、合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー」を設立することで合意したと発表した。新会社はビューティー領域に特化したデジタル・ITの戦略機能会社で、デジタルマーケティングの強化やオンライン・オフラインを統合した新たなビューティー体験の実現、ビューティー領域に特化したデジタル人材の育成などを目指す。これまで資生堂単独で推進してきたデジタル関連事業についても、一定の機能は新会社へ移管する計画だ。設立時期は2021年7月。両社のデジタルやIT領域などの専門家の約250人で構成される予定で、社外からも積極的に人材を登用する。出資比率は資生堂が過半を占める。

 資生堂は2019年に企業ミッションを「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」と定めている。2021年2月に発表した中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」では、スキンビューティー領域をコア事業とする抜本的な経営改革を実行し、2030年までにこの領域における世界のナンバーワン企業になることを目指すと明記した。また、その一環として「デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築」を掲げ、アクセンチュアと戦略的パートナーシップを締結している。

 新会社設立によって両社のパートナーシップはこれまで以上に強固なものになるが、現時点でどのような未来を描いているのか。2021年5月11日に実施した記者発表会における資生堂代表取締役社長兼CEOの魚谷雅彦氏によるプレゼンテーションのポイントをまとめた。


資生堂代表取締役社長兼CEOの魚谷雅彦氏

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