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「グレート・リセット」時代の企業に幸福度マーケティングのすすめ:幸福度マーケティングのすすめ(2/2 ページ)
「幸福度」を起点に顧客と長期的で親密な関係を構築し、経済的価値だけでなく社会的価値、SDGsを実現するための新しいマーケティングコンセプトについて解説します。
長期的な「ウェルビーイング」としての幸福
そもそも何が「幸福」なのか。
日本語で「幸福」「幸せ」という場合に、大まかに2つの捉え方がある。1つ目は、より一般的な用法としてハッピーな状態。名詞でいうところの「ハピネス(happiness)」である。これは、短期的な感情としての幸せを示すものである。2つ目は、「ウェルビーイング(well-being)」という捉え方で、これは、身体的、精神的、社会的な面で長期的に良好な状態を表す。PwCコンサルティングが幸福度マーケティングで目指す「顧客と企業の幸福な関係性」においては、幸福を2つ目の意味で捉え、その定義に従った幸福度および「幸せの4因子」を採用している。
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