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デジタルネイティブとDX コロナ禍を過ごした「未来の顧客」を理解するヒント【新連載】デジタルネイティブの「今」(1/2 ページ)

「イマドキの若い人」の行動・心理が分からない――。ジェネレーションギャップに悩むマーケティング管理職でも最低限押さえておきたいポイントを、電通デジタルのデジタルネイティブ専門チームが解説します。

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デジタルネイティブ専門チーム「YNGpot.」について

 電通デジタルは2019年4月、デジタルネイティブのインサイトや購買行動などのデータを軸に戦略立案から実装までワンストップで提供する専門チーム「YNGpot.(ヤングポット)」を組成しました。所属するメンバー自身も全員がデジタルネイティブ。プランナー、データサイエンティスト、ITコンサルタント、UI/UXデザイナー、クリエイターなど各領域のスペシャリストがそろい、プロジェクトに応じた柔軟かつ最適な体制を組むことが可能です。


 私たちYNGpot.のところには、若年層をターゲットとした製品・サービスを提供する企業から日々多くの相談が寄せられます。その多くは「いかに効果的に顧客獲得を図るか」という共通の課題に行き着きますが、その解決方法について検討を重ねていくと、単にコミュニケーション領域だけで完結しきれない例が散見されます。

 企業が若者と一過性で終わらない関係を築き、継続的に商品・サービスを購買・利用してもらうためには、若者との接点となるあらゆる領域でデジタル対応・実装が求められます。また、企業内においては各部署が顧客を中心に連携する必要があります。共通のゴールを設定し、そこに向けたそれぞれのKPIを統合管理するためのデジタル基盤が必須となるでしょう。これは、一般的にいわれるデジタルトランスフォーメーション(DX)に近いものです。つまり、デジタルネイティブへの対応はそのまま企業のDX推進へと結び付くのです。

 私たちはデジタルネイティブを単なる若年層ではなく、シェアリングやサブスクリプションなど新しいビジネスモデルの創造者・けん引者として捉えています。本連載では、YNGpot.の自主調査結果(※)を基に、デジタルネイティブへの理解が読者の皆さまの今後の企業活動への一助となるよう、解説します。初回は各論に入る前の導入として、どのようにデジタルネイティブを捉えるべきなのか、なぜ今デジタルネイティブが注目されているのかについて触れます。

電通デジタル 2020年9月28日プレスリリース「デジタルネイティブ世代は “好きを極める消費”へシフト 『コロナ禍におけるデジタルネイティブ世代の消費・価値観調査』実施」(外部リンク)

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