2020〜2021年の年末年始におけるテレビCM放送回数 「PC」「お茶」は前年比3倍、「神社仏閣」はほぼ半減:今日のリサーチ
ゼータ・ブリッジは2020年12月27日から2021年1月3日における全国地上波25局、BS放送6局にて放送されたテレビCMの放送回数を調査しました。
DSP「Logicad」などを手掛けるSMNのグループ会社ゼータ・ブリッジは、2020年12月27日〜2021年1月3日の全国地上波25局、BS放送6局にて放送されたテレビCMの放送回数を調査しました。
調査期間中のテレビCMの総放送回数は16万6486回となり、前年(16万7577回)と比較して99.3%と、微減になりました。
放送回数が増加したカテゴリーは、1位「PC」(前年比360%)、2位「お茶」(前年比301%)、3位「AV機器」(196%)、4位「教育」(前年比170%)、5位「その他」(前年比152%)でした。
新しい生活様式を反映したクリエイティブが台頭
クリエイティブにも大きな変化が見られました。1位のPCカテゴリーではVRヘッドセット(Facebook「Oculus Quest」)やゲーミングPC(サードウェーブ「ガレリア」)のクリエイティブが新たに登場。3位「AV機器」でもお掃除ロボット(ヤマダホールディングス「Roborock」)や新型テレビ(FUNAI「Android TV」、アイリスオーヤマ「音声操作4K対応液晶テレビ新型テレビ」)など、「おうち時間」を楽しむ製品を訴求するものが目立ちます。4位「教育」のオンライン学習(ユーキャンやDMM英会話など)、5位「その他」のフードデリバリーサービス(出前館やUber Eatsなど)などからも、新しい生活様式の広がりがうかがえます。
一方、放送回数が大きく減少したのが、年末年始の風物詩である神社仏閣のテレビCMです。新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)が再拡大する中で、外出抑制の観点から出稿が抑制され、放送回数は前年比53%と大きく減少しました。放送されたテレビCMにも分散参拝の協力をお願いする文言が入るなど、世相を反映したものになっていました。
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