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サードパーティーCookieの利用制限はデジタル広告にとって大きなチャンスでもある:エキスパートが語り下ろすモダンマーケティングの論点(1/2 ページ)
2020年6月に国会で改正個人情報保護法が可決され、消費者のプライバシー保護の問題がますます注目を集めている。今後のデジタル広告はどうなっていくのか。
ここ数年、消費者データの活用がプライバシー保護の観点から課題視されてきた。これからのデータ活用、中でもサードパーティーCookieに頼ってきた広告ターゲティングはどのように変化していくのか。フェイスブックジャパンの執行役員やアンルーリーの代表取締役などをへて現在はアドエクスチェンジ・SSP事業を行うIndex Exchangeで日本担当マネージングダイレクターを務める香川晴代氏が語った。
香川晴代
かがわ・はるよ Index Exchange 日本担当マネージングダイレクター。2002年よりオーバーチュア(現ヤフー)、アマゾンジャパンにて、日本での広告事業立ち上げに関わり、広告営業、事業開発部門の管理職を歴任。フェイスブックジャパンにて執行役員、動画アドテクノロジーのアンルーリーにて代表取締役として勤務の後、2019年12月より現職。
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