調査リポート
組織内のデータの半分以上が「ダークデータ」 回答者の66%――Splunk調査:今日のリサーチ
「ダークデータ」とは活用できていない 、もしくは把握すらできていないデータのこと。
データがビジネスの成功を左右する「データの時代」に向け、企業のデータ活用への理解は進んでいます。ただし、データの価値を認識していても、取り組みは遅れがちのようです。
ITシステム運用管理のためのマシンデータ分析プラットフォーム「Splunk」を提供するSplunkは2020年9月11日、企業のデータ活用状況に関する調査レポート「Data Age - データの時代に備える」を発表しました。同調査は日本を含む8カ国で行われ、小売、金融、ヘルスケア、製造、政府/公共機関の5業界のビジネスマネジャーとITマネジャー2259人を対象にしています。
調査では、全回答者の67%が2025年までにデータ量が約5倍に増加すると予測しています。また、企業の意思決定者はこのデータの急増を大きな機会と捉えています。データが組織全体の成功にとって「極めて」または「とても」価値があると回答した人は81%、同様にイノベーションでは75%、サイバーセキュリティでは78%が価値ありとしています 。
一方で、データの時代の到来で避けられないデータの大量発生に対してほとんどの組織が準備不足であることも分かりました。
増え続けるデータに「組織全体で準備ができている」はわずか14%
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