ライフスタイル別不満意識の差(例:配偶者とカレンダーを共有している人はしていない人より不満レベルが低い):今日のリサーチ
不満は新しい価値の種。電通デジタルの不満意識調査第2回では、新たな視点としてライフスタイルの違いにおける「不満意識の差」に注目しています。
電通デジタルの専門チーム「Fu-man insight lab(フーマンインサイトラボ)」は2020年8月に「Withコロナ社会における、不満意識調査」の第2弾を実施いたしました。2020年5月に実施した第1回調査から3か月が経過した現在、通勤・通学など社会活動が再開されつつある中で、不満意識はどう変化してきているのでしょうか。今回は、前回調査との比較から生活者の不満意識の変化を捉えつつ、ライフスタイル別の「不満意識の差」について調査しています。
生活者の不満意識について、前回調査と今回の結果を比較すると、コロナ禍の現暮らしに不満を抱く生活者は97.2%で、前回の98.8%に対し大きな変化は見られませんでした。ただし、高い不満を抱える人の割合は、前回より7.8ポイント低い33.6%となり、不満レベルは徐々に緩和傾向にあることがうかがえます。性年代別では10〜30代女性と50代男性を除き、不満レベル高の割合が前回よりも軒並みスコアダウンしました。
各カテゴリー別の不満意識を見てみると、前回調査時に比べいずれのカテゴリーにおいても不満意識は軒並みスコアダウンしています。しかし、トップ5に入る不満カテゴリーは前回と同様の傾向となりました。スコアが高い順に「レジャー」「リフレッシュ」「人とのつながり」「衛生管理」「ショッピング」がランクインしています。より具体的な不満を自由回答で聞くと、「旅行・観光に行けない」のスコアは前回調査時に比べ約2倍。「感染対策が煩わしい」は約3倍に増加しました。この他「転職・就職活動がしづらい」「子どもの行事中止/家族での思い出が作りにくい」「冠婚葬祭などのライフイベントの縮小・延期」の3種類が加わりました。
生活者のライフスタイルの違いにおける不満意識比較
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