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「TikTok For Business」誕生 中小企業支援やクリエイターとのマッチングで新展開も広告プラットフォームをリブランディング(1/2 ページ)

TikTokでブランドの声を広げるための新しいプラットフォーム「TikTok For Business」が誕生。運営会社のBytedanceで広告事業のトップを務める西田真樹氏が詳細を語った。【訂正あり】

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 ショートムービーを軸にしたSNSアプリ「TikTok」を運営するByteDanceが、新たなマーケティングプラットフォーム「TikTok For Business」を2020年6月25日にローンチした。端的に言えば、これまで「TikTok Ads」の名前で提供してきたサービスメニューのリブランディングだが、ここで目指すのはオーディエンスと企業やブランドを結び付けて広告の枠組みを超えたコミュニケーションの実現だ。ブランドのタグラインには「Don't make ads. Make TikToks」を掲げている。認知拡大から興味関心の醸成、顧客獲得に至るまで、フルファネルのビジネス課題をTikTokで解決に導くという強い意思が感じられる。

 本稿では運営会社のByteDanceで同事業を統括する西田真樹氏が記者向けの説明で語ったサービスの具体的な内容とローンチに至った背景、直近のトピックスについて紹介する。

口パクダンスがメインコンテンツではなくなったTikTok

 ビッグネームがひしめくSNS系アプリの中でもTikTokの成長はめざましいものがある。2020年4月にSensor Towerが発表した調査結果によると、iOSとAndroid版のアプリの累計ダウンロード数は20億を突破した。コンテンツの再生数は前年比262%。1日の平均視聴時間も55分と、1年前の42分よりも伸びている。また、「いいね」を押すなどのエンゲージメントについては380%となっており、「よりプラットフォームの質としてもアクティブになっている」と西田氏は説明する。


ByteDance Head of Global Business Solutions, Japanの西田真樹氏

 ユーザー増加に伴い、投稿の内容も変化してきている。2018年は女の子の自撮りや口パク動画、ダンスの投稿が多かったが、現在はハウツーものや日常をクリップするようなコンテンツが増えている。若者のアプリという印象は強いがユーザーの年齢層も30〜40代にまで広がっている。


TikTokコンテンツの変遷

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