調査リポート
「ソーシャルディスタンス」「リモートワーク」他 世界のSNSにおけるコロナ関連キーワードの話題量推移:今日のリサーチ(1/2 ページ)
コロナ禍でソーシャルメディア接触時間は増えているのは世界共通の現象です。世界の人々は何を話題としているのか。そこから私たちが読み解くことのできる次の潮流とは何か。
ソーシャルリスニング事業を営むソリッドインテリジェンスは、2020年6月2日にオンライン記者セミナー「海外から学ぶ コロナ後の経済再開に向けた人々の暮らしや働き方とは」を開催しました。今回は同社代表取締役社長の丸野敬氏がそこで語った海外のSNSトレンドの中から、代表的なトピックスを紹介します。
We Are SocialとHootsuiteによるレポート「Digital 2020」の2020年4月版(外部リンク)によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴い、ソーシャルメディアを使用している時間が長くなった人が増えています。
2020年4月1日から5月24日の期間(※)に米国、英国、オーストラリア、シンガポール、韓国、中国、台湾において各地域の言語で「COVIDー19」に関する全体の話題量を調べたところ、中国、台湾では1月から話題が盛り上がり、2月がピークに達ししました。それに遅れて英語圏では3月をピークに徐々に投稿数が落ち着いてきています。各国合計では2億件以上の投稿が確認でき、全世界ではこの話題でおよそ5億件の会話が発生していると推定されます。各国で話題のピークがずれているのは、各国の感染状況と連動しているものと考えられます。
※一部データについては、データ量の推移を見るため他の期間も含む。
次のページでは、コロナ禍に関連する幾つかのトピックスに関する話題量推移と国別の特徴についてまとめます。
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