Facebook傘下のInstagramは、Instagramのフィード投稿およびInstagram Storiesから商品を購入できる「ショッピング機能」の実装範囲をクリエイターの投稿にまで拡充する試験運用を米国で開始した。
ショッピング機能は、投稿された画像内に写り込んだ商品写真に商品名や価格が記載されるタグを付けることができるようにするもので、ユーザーがそれをタップすることで、商品の購入ページに誘導する。日本では2018年に提供を開始している。
ショッピング機能は主に企業やブランドが運営するビジネスアカウントで活用されているが、2019年4月30日にFacebookが米国で開催した開発者カンファレンス「F8 2019」において、この適用範囲をクリエイター(インフルエンサーやパブリッシャー)にまで拡充すると発表していた。
クリエイターの@saytheleesことリーサ・アンジェリークさんは「Instagramでメークアップに関するアドバイスを投稿する際、これまでは使用している商品について、キャプションに詳細を長文で書いていました。ショッピング機能を使用することで、ブランド名から品番まで、商品の詳細をより簡単にフォロワーに伝えることができます」とコメントする。
対応するのはチェックアウト(決済)機能のβ版テストに参加中のブランド
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