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パナソニックが早稲田大学恩藏ゼミと協働でマーケティングプロジェクトを立ち上げ:4つの商品が抱えている課題に挑む
パナソニックは、早稲田大学商学部 恩藏直人教授のゼミと協働で、マーケティングプロジェクトを立ち上げた。
パナソニックはマーケティング理論を研究する早稲田大学の恩藏直人教授ゼミと協働で推進するマーケティングプロジェクトを立ち上げたと発表した。
同プロジェクトでは2018年7月から11月までの約5カ月間、同社の社内カンパニーのアプライアンス社で日本国内の家電マーケティングを担うコンシューマーマーケティングジャパン本部(所在地:東京)と恩藏ゼミの学生が、パナソニックの4つの商品(デジタルカメラ、冷蔵庫、オーラルケア、ヘアケア)がそれぞれ抱えている若者向けのマーケティングの在り方や、超スマート社会に求められる家電のマーケティングの在り方など、リアルなマーケティングの課題について、学生がゼミで学んだことや実際のフィールドワークなどを通じて解決に挑む。
恩藏直人教授は日本におけるマーケティング研究の第一人者。恩藏ゼミは、恩藏直人教授のもとで、STP、4P、SWOT分析などの基本的なフレームワークから、進化している最先端のマーケティングを包括的に研究している。
パナソニックでは同プロジェクトを通し、学生が自らの専攻や希望するキャリアに関連した就業体験を積むことで、将来の具体的な仕事のイメージを得る機会を作り、雇用のミスマッチを解消することを目指すとしている。一方でパナソニックとしては、実際の消費者となる若者のリアルな視点や、枠組みにとらわれない自由なアイデアを得る狙いもある。
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