「サイバービージェント設立」他、2018年のデジタルマーケティング系 #エイプリルフール “やらかし”まとめ:4月1日のプレスリリース
毎年この日に行われる業界の慣例であり企業カルチャーのリトマス試験紙ともいえるエイプリルフール企画。マーケ×ITの領域から気になるネタを拾ってみました。
インターネットの文化に息づくエイプリルフールの慣習。デジタルマーケティングかいわいでは毎年各社が趣向を凝らした企画を準備しています。せっかくなので今年も拾ってみました。本気にしちゃダメですよ。
売れるネット広告社が子会社「サイバービージェント」を設立
【重大リリース】の仰々しい注意書き付きで送付されてきた情報によると、売れるネット広告社はインターネットショッピング事業を行う子会社として「株式会社サイバービージェント」を設立するということです。
そもそものいきさつは2017年12月、サイバーエージェントが「売れるAbemaTV社」設立を発表し、業界を騒然とさせたことに端を発します。その後、協議の末に売れるAbemaTV社は社名を「買えるAbemaTV社」に変更しましたが(詳しくはこちら<外部リンク>を参照)、一連の流れの中でサイバーエージェントと同企画を応援したいという加藤公一レオ社長の思いから、新会社設立に踏み切ったようです。愛ですね。
中洲のホステスさんの営業メールからステップメールのノウハウを学んだといううわさ(未確認)もある加藤社長ですが、通販会社にコンサルティングサービスを提供する会社が自らモノを売ったときのパフォーマンスはどうなるか、ちょっと見てみたい気がしないでもありません。
YouTuberプロダクションVAZが新事業「ユーチュー婆」を開始
YouTubeやTwitterなどで活躍する有名人のマネジメントを担うインフルエンサープロダクションのVAZは、新事業「ユーチュー婆」を開始すると発表しました。インフルエンサーマーケティングのメインターゲットは10代から20代前半のスマホネイティブ世代といわれますが、新事業ではシニア世代のインフルエンサーをプロデュースすることで、これまでリーチが困難だとされていたシニア世代のファン獲得を目指すということです。
今回、ユーチュー婆としてデビューするのは、ウメさんとマツコさんの2人。「お年玉あげてみた」や「みかんの早食い競争」などのおばあちゃんネタから、「大食い勝負」や「反復横跳び勝負」といった体を張ったネタまで、幅広い企画にチャレンジするということ。くれぐれもご無理のないように。
vivito、犬の目線でクリエイティブ制作が可能なサービスを提供
デジタル動画プラットフォーム「Crluo(クルオ)」を運営するvivito(ビビトー)が、クリエイターである犬の肌にINUリーダーを30秒当てるだけで、犬の脳内を映像化する「C-INU」サービスを開始しました。これにより、犬目線のクリエイティブで刺激的な動画制作を実現するということです。
また、史上初の犬クリエイター(Dクリエイター)の登録も同時に開始。「おやつを目の前に5分間待って動画制作に打ち込める」などの課題を突破したDクリエイターは「認定Dクリエイター」としてCrluoのさまざまな案件で活躍することができるとのこと。卓越した犬クリエイターが描くワンダフルな映像世界に期待大ですね。
a-works、脳波で広告効果を計測する新サービス「なにもかもアフィリエイト」を提供
アフィリエイトサービスの管理プラットフォーム「AdCent(アドセント)」を手掛けるa-workは、脳波で広告効果を計測する新サービス「なにもかもアフィリエイト」を稼働開始したと発表しました。これにより、生活者が商品購買時に発する特有の脳波を捉える技術を用いることで、どの広告が購買の決め手になったか、デジタル・アナログを問わず購買行動における動機づけを計測。口コミで購買に至った場合、さらには「街で誰かが身に着けているのを見た」といったようなことであっても、発信元がアフィリエイター登録していれば成果報酬を受け取ることができるということです。
さらに、特定の脳波の強さを基に算出される独自のモデルから、アトリビューション分析を自動で実施。これにより、計測が難しかったアナログ領域の広告効果が分かるだけではなく「どの瞬間のメッセージを強めれば購買に最も寄与するのか」といった分析も可能となっています。
顧客理解とパフォーマンスに応じた報酬の分配は広告主サイドの永遠の課題。それを実現する究極のサービスといえそうです。なお、購買時に発する脳波は匿名化されており、プライバシーは完全に保護されるとのことです。
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