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人工知能で記者が欲しい情報を表示、PR TIMESが「リリースAI受信」を提供開始:閲覧行動を学習して求められるプレスリリースをレコメンド
PR TIMESは、同社が手掛けるプレスリリース配信サービス「PR TIMES」に、人工知能(AI)を活用した新しい情報収集の機能「リリースAI受信」β版を搭載した。
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営するPR TIMESは2018年3月12日、メディア会員向けに最適なプレスリリースを提示する「リリースAI受信」β版の提供を開始した。これまでPR TIMESではメニュー内の「ハイライト」枠でプレスリリースをレコメンド表示していたが、この選別ロジックを一新。人工知能を活用して、記者1人1人の個別ニーズに最適化された情報提供を目指す。
PR TIMESは2007年4月にサービスを開始し、企業などの発表資料(プレスリリース)をメディア記者向けに配信している。利用企業数は2018年2月に2万1000社を突破。国内上場企業の30.4%が利用し、メディア記者の会員登録数は1万人を超えるという。サイトアクセス数は最高で月間1117万PV(2018年1月)。配信プレスリリース本数も増加しており、2017年10月は過去最高の月間9271本を記録している。
情報が多過ぎて取捨選択がスムーズにいかないジレンマを解消
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