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100歳に学ぶ、プレミアムな人生の過ごし方週刊「調査のチカラ」

芸術は長く人生は短いということわざはあれど、実際には日本人の長寿化はますます進行している模様です。今回は、芸術の秋より人生の秋を思う調査レポートをまとめ読みします。

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 2017年の敬老の日は9月18日。日本における65歳以上の高齢者人口が3400万人を超えた現在、企業によってはシニア層の取り込みが喫緊の課題となっているようです。少子高齢化で消費が先細りするという悲観的な見方がある一方で、高齢者需要の増大が見込まれる分野も決して少なくありません。ヘルスケア、旅行、住宅リフォーム、金融……、その他にも知恵と工夫で市場拡大を狙える分野はまだまだあるはず。マーケターの役割はここでも重要になりそうです。というわけで、今回は調査まとめサイト「調査のチカラ」の9万件超のストックから、高齢者のライフスタイルに関する調査データを中心にピックアップしました。

全国の100歳に聞いた長寿の秘訣

 健康食品のキューサイは、100歳以上の男女100人とその家族・近親者を対象に生活実態調査を実施しました。2016年に続き2回目の調査となる今回、100歳以上のご本人に「長寿の秘訣」を尋ねたところ、「好き嫌いなく何でも食べる」「腹八分目」など「食に関すること」(60%)を挙げた人が最も多く、次に「くよくよしない」「過ぎたことは気にしない」といった「心に関すること」(53%)が続きました。続いて、「普段から摂取している食事・おやつの回数」を聞いたところ、94%の人が「1日3回の食事を欠かさず食べている」と答え、加えて「1日3回の食事プラス、おやつ(午前/午後どちらか)」を摂っている人も78%でした。自身の「健康自慢」についても、73%の人が「好きなものを何でも食べられる」ことを挙げており、日々の食を大切にすることが長生きへの1つのポイントといえそうです。ちなみに、100歳の方たちの「好きな言葉」1位は「ありがとう」。幸せな老いにつながるためには周囲への感謝や心配りを忘れないことも大事ですね。

グラフ
100歳自身が思う「長寿の秘訣」(出典:キューサイ)

祖父母世代の理想は「モノ」よりも?

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