PepperとLINEをつないだ次世代コミュニケーションサービス、DACと1→10driveが提供:集客および来店顧客との継続的コミュニケーションを実現
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムとワン・トゥー・テン・ドライブは、LINE ビジネスコネクトを活用し、人型ロボット「Pepper 」をLINEとつないだ新たなコミュニケーションサービスを共同で提供開始したと発表した。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下 DAC)は2016年3月22日、IoTおよびAI事業を展開し、ソフトバンクロボティクスが開発・提供する人型ロボット「Pepper 」向けアプリケーション開発も手掛けるワン・トゥー・テン・ドライブ(以下、1→10drive)と共同で、Pepper導入企業に向け、PepperとLINEをつないだ新たなコミュニケーションサービスの提供を開始したと発表した。。
DACでは、広告主が保有する顧客情報をLINE ビジネスコネクトを通じてLINEのアカウント情報などと掛け合わせ、LINE公式アカウントをより高度に活用してワンツーワンマーケティングを実現できるメッセージングサービス管理サービス「DialogOne」を提供している。これと1→10driveが開発するPepper向けアプリケーションを連動させることで、LINEとPepperをつなぎ、企業は顧客に対して新しい店頭体験の提供と、店舗から離れた後の顧客との継続的なコミュニケーションを行うことが可能となるという。
具体的には、Pepperとの会話と来店客へのLINEスタンプなどのプレゼントをフックにした店舗への来店促進と、Pepperとの会話を通じたアンケート実施などによる新たな店頭体験の創出、さらに来店客の「来店日時・店舗名」「アンケートへの回答内容」を基に、個別にカスタマイズしたキャンペーン案内や商品案内、グリーティングメッセージなどを、Pepperと会話しているように定期的に送信し、継続的なコミュニケーションを行えるという。
今後は来店以後のLINE上のコミュニケーションだけではなく、顧客が再来店した際、前回までの会話を踏まえて継続的なコミュニケーションが行えるよう、サービスの提供範囲を拡大していくという。
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