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第23回 2015年のソーシャルメディアは「動画」で覇権争いが勃発【連載】海外事例に学ぶマーケティングイノベーション(1/2 ページ)

Social@Ogilvy EMEA社長 Marshall Manson氏とO&M LondonのソーシャルメディアディレクターJames Whatley氏が、ソーシャルメディアの2014年まとめと2015年の予測に関するレポートを紹介している。今回はここから2015年にマーケターが備えるべき点を考察してみたい。

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2014年のソーシャルメディア:トレンドの振り返り

1. ディスポーザブル・コンテンツ

 コンテンツの匿名性を管理したいというユーザーの関心の高まりに連動して、ディスポーザブル・コンテンツが現実のものとなった。

  1. 2014年一番成長したソーシャルネットワークはSnapchat
  2. Snapchatの大きな市場を狙って、Slingshot、WindUp、Boltなど多くの模倣アプリが次々に誕生
  3. Dizzee RascalがSnapchat世代に向けミュージックビデオ「Couple of Stacks」を制作し、ハロウィーンに合わせて発表し、大ヒットコンテンツとなった
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2. ブランドがジョークを操る

 ユーザーは昔からクールなことが大好きだが、クールと感じる事柄は時代によって変わる。父親世代はディスコで踊っていること、今の若者はジョークを上手く操るブランドをクールと感じよう様だ。2014年は多くのブランドがこの手法でクールになろうとした。

  1. Tesco Mobileはその「#nojokeキャンペーン」で複数の賞を受賞、このカテゴリーの完全なる勝者となった(「Why Tesco Mobile's Hilarious Twitter Feed Is Actually No Joke Serious strategy for gaining share」ADWEEK
  2. ロイヤル・ベイビーからセレブのお尻まで。「Newsでジョークな瞬間をソーシャルに流す」のは最新のブームとなり2014年のコンテンツ・カレンダーを飾った。

3. コミュニティごとのターゲティング

 Facebookでのハイパー・ターゲッティングの出現で、先を行くブランドはこれを次の段階にへと推し進めた。2014年スーパーボールでコカコーラは「America is beautiful」のビデオを12の異なるカットを制作、多くの文化、人種、信仰へのターゲティング配信を行なった代表例としてあげられる。

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4. ペイドメディアチャネルとしてのFacebook

ニューヨークタイムズ記事:2014年11月14日

Facebookはブランドの無料広告を削減した。

SF発:Facebookの役員たちは、もうユーザーの機嫌をとることだけでは満足しない。Facebookは先日、利益を出す見込みのないプロジェクトに数十億ドルを投下する計画を述べて投資家を驚愕させた。そしてこの金曜日、同社はマーケターたちに対して、顧客にリーチしたいなら広告を購入しなくてはならないと伝えた。Facebookは1月からマーケターたちの投稿ランキングに大きな変更が起きるだろうと発表。例えば新しいモバイルアプリをインストールする広告や、TVショーと連動した広告などが対象で、13.5億人にも及ぶ世界中のユーザーへの無料のニュースフィードを減らすとしている。★元記事のURL★

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