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第2回 “さわれるデジタル”の到来:【連載】IOT(Internet of Things)時代のブランドエクスペリエンス(2/5 ページ)
企業は“どういったブランドエクスペリエンス”を提供すべきなのでしょうか? ブランドエクスペリエンスを提供する手段として、より直感的にブランドの価値が伝わる「さわれるデジタル」ともいうべき手法が登場してきています。今回はそんな「さわれるデジタル」をご紹介します。
AR/VR
まずAR/VRで言うと、先頃、Facebookが買収したことでも話題になったOculas Riftが挙げられます。広視野角、ヘッドトラッキング(頭の動きに表示が追従する)といった特徴を持つバーチャルリアリティに特化したヘッドマウントディスプレイなのですが、その没入感にはまる人が続出しています。
主にゲームでのヘッドマウントディスプレーとしての活用事例が多いのですが、例えば外出できなくなった癌患者がOculas 版のストリートビューを使って散歩を楽しんだという事例も報告されています。本当に現実を補完する技術として活用されている点が面白いと思います。
また先日、スパイスボックスで開催されたワークショップでも参加者の方々にOculas Rift を用いたプロトタイプを体験いただきました。脳波センサーとOculas Rift を組み合わせたプロトタイプを作ったのですが、集中すると脳波センサーが集中度を検知し、CG空間の机の上に置かれた缶が飛び散るという「念力」が疑似体験できるというものでした。
制作:カヤック
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