デジタルプレスリリースでできること/できなくなること:Googleのガイドライン違反?(1/2 ページ)
先月末Googleは、リンクプログラムを大きく更新した。変更されたのは、デジタルプレスリリースやブログのゲスト投稿/記事に関すること。プレスリリースを最適化する12の方法を確認しておこう。
先月末Googleは、リンクプログラムを大きく更新した。変更されたのは、デジタルプレスリリースやブログのゲスト投稿/記事に関すること。具体的には、これらのデジタルコンテンツの中に「アンカーテキストを使って作為的にリンクを増加させるもの」がある場合、Googleガイドライン違反になるというものだ。
もちろん、自社プロフィールに記載する「www.itmedia.co.jp」のように、URLが明記されているリンクなら問題はない。ただ文章中に、特定のキーワードが過剰に含まれているアンカーテキストがある場合、ペナルティを受ける恐れがある。2013年8月9日にSearch Engine Watchに掲載された“12 Ways to Optimize Press Releases & Avoid Google Penalties”(「Googleのペナルティを受けず、プレスリリースを最適化する12の方法」)では、今回のGoogleの方針がSEO業界に与えた衝撃と今後のリリースのあり方について語っている。原文では最後の方に記載されているが、ここでは「今後プレスリリースでできること/できないこと」を先に確認しておこう。
デジタルプレスリリースでできる12のこと
- アンカーテキストではない純粋なURLリンクによるトラフィック流入策
- ユーザーエクスペリエンスの改善
- 検索およびソーシャルでのビジビリティ向上
- 詳細なブログ記事やWebサイトへの誘導としてリリースを利用すること
- ジャーナリストやブロガーへの情報提供(第三者の記事により自然なリンク獲得になるのは可)
- 顧客への啓蒙/情報提供
- リレーションシップの構築
- 企業情報や業界データのレポート
- ページビューやアテンション向上のためのイメージ画像/動画の利用
- 動画/マルチメディアファイルの埋め込み
- プレスリリースの内容を説明するインフォグラフィックバージョンの作成
- ソーシャルネットワークを使ってニュースリリースの配信を拡大すること(ペイド/オーガニックどちらでも可)
今後デジタルプレスリリースでできない5つのこと
- インバウンドリンクの作成
- SEOキャンペーンへのリンク追加
- 被リンク獲得戦略としてのプレスリリースの使用
- アンカーテキストリンクの最適化
- キーワードの多用/乱用
こうして羅列すると、かなりルールが厳しくなったような印象があるが、今後デジタルプレスリリースでやるべきことを一言でいえば、「不自然にキーワードを多用したアンカーテキストリンクを排除すること」に尽きる。
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