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日本IBM、予測分析システムSPSSにHadoopを追加した「IBM SPSS Analytic Server V1.0」を発表――安価にビッグデータの高速処理を実現安価にビッグデータの高速処理

日本IBMは5月30日、同社の予測分析システムを使ったビッグデータの処理プロセスを迅速化/コスト最適化するソフトウェア「IBM SPSS Analytic Server(エスピーエスエス・アナリティック・サーバー) V1.0」を発表した。

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 Hadoopは、複数のクラスタ上に超巨大データ処理を分散して迅速化を実現するオープンソースフレームワーク。IBM SPSS Analytic Serverは、同社の予測分析ソフトウェア「IBM SPSS Modeler」でビッグデータ処理を最適化するためのソリューションであり、SPSS ModelerとHadoopの間に導入することで、大規模データの並列処理を実現する。また、データ抽出や変換といったデータ処理だけでなく、Hadoopが提供するHadoop分散ファイルシステム「HDFS」(Hadoop Distributed File System)に格納されたデータにアクセスし、Hadoop基盤にあるデータを直接分析することもできるという。

 これにより、マーケティング業務でビッグデータを高速分析し、より詳細なインサイトを得られやすくなるほか、さまざまな業種や業務で迅速に予測分析を適用することができる。またIBM SPSS Analytic Serverは、Apacheプロジェクトから提供されているApache Hadoop本体のほか、「IBM InfoSphere BigInsights」、そしてClouderaやHortonworksなどの他社の主要なHadoop製品にも対応済みだ。

 IBM SPSS Analytic Serverの基本価格は1TBにつき17万5350円。IBMおよび販売パートナーを通じて購入できる。

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