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電車に乗ると「ジャイアントコーン」を食べたくなる理由:仕事をしたら“移動者”が見えてきた(後編)(5/5 ページ)
移動をしているときに「これ食べたいな」と感じたことがある人も多いのでは。なぜ人は移動中にモノを買いたくなるのか。人の移動に注目し、分析をしているジェイアール東日本企画 駅消費研究センターの担当者に話を聞いた。
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中里:首都圏ではすでに「働く夫と専業主婦の妻」より「夫婦共働き」のほうが多い。働く女性は忙しいので、1円でも安い玉子を求めてスーパーに行くといった人は減ってきて、移動導線上にあるお店で買い物をする人が増えてきているのではないでしょうか。
土肥:なるほど。結婚しても女性が働くのは当たり前の時代になってきている。そうなると駅という場所がますます重要になってくる。マクロの要因からも駅が支持されやすいということですね。
中里:コンビニでも生鮮食品が充実してきているので、今後は「食料品はコンビニで」という人が増えてくるかもしれません。こうした時代になれば、移動導線上で買い物をする人がますます増えてくるのではないでしょうか。
土肥:中里さんのお話を聞いていると、これからは意識しながら移動しなければと思いました。「おおっ、この広告は移動者を狙っているな!」といった感じで(笑)。でもプロの方々は私のような人間に気づかれずに、いろいろなことを仕掛けてくるのでしょうね。
(終わり)
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