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TVやPCなど複数デバイスにまたがる広告の効果測定サービスを発表、ニールセン:ESPN、Facebook、Huluなどが導入
米ニールセンはTVやPCなど複数デバイスにまたがる広告の効果測定ができるサービスを米国で発表した。同サービスはESPN、Facebook、Huluなどがすでに導入している。
米ニールセンは、10月1日、複数のメディアにまたがる広告を測定できるサービス「Nielsen Cross-Platform Campaign Ratings」を米国で発表した。同サービスはWeb広告の効果測定ツール「Nielsen Online Campaign Ratings」とニールセンの所有する全国的なテレビ視聴率計測用のパネルを活用する。これによりTVやPCなど複数デバイスにまたがる広告のそれぞれの相関を明らかにし、複数のスクリーン広告のリーチ数を計測できるという。
2012年 3月から 8月にかけてESPN、Facebook、Huluなどが参加したトライアルでは、テレビ広告とデジタル広告の各視聴者や重複している視聴者、全体の視聴者を計測した。
同サービスを使った調査では、米国では週間テレビ視聴時間が34時間を越え、インターネットでの動画視聴時間が5時間であるという結果が報告されている。また、TVとインターネットでの動画視聴を追加すると、米国の週間平均動画視聴時間は約35時間になるという。
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