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米Yahoo!決算、主力のディスプレイ広告が軟調で減収増益
米Yahoo!の4〜6月期の決算は、Microsoftとの収益分配や販売部門の組織再編の影響で5%減収、営業・開発コスト削減で11%の増益だった。
米Yahoo!が7月19日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月期)決算は、トラフィック獲得コスト(TAC)などを除く非GAAPベースの売上高が前年同期比5%減の10億7600万ドル、純利益は営業コストや開発費の削減により11%増の2億3700万ドル(1株当たり18セント)だった。
売上高の減少は、主に米Microsoftとの検索契約による移行コストと収益分配によるものという。また、事業全体の約半分を占めるディスプレイ広告の売上高の伸びが鈍化した。営業利益は9%増の1億9100万ドルで、粗利益率は前年同期より2ポイント上昇し、18%だった。1株利益はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測通りだった。
検索広告の売上高は15%減の3億7100万ドル、ディスプレイ広告の売上高は5%増の4億6700万ドルだった。アフィリエイトサイトの広告を含むその他の収入は3%減の2億3900万ドルとなった。(非GAAPベース)
ディスプレイ広告が軟調であることについて、キャロル・バーツCEOは「将来のディスプレイ広告の急速な伸びに備えて実施した販売部門の再編の影響」と説明した。
今後の見通しについては、非GAAPベースの第3四半期の売上高を10億500万〜11億ドルとした。
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