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Facebook、元Sunキャンパスを新本社として購入か

Facebookは、かつてSunの研究開発部門やマーケティング部門の2000人が働いていたメンロパークのモダンなキャンパスを新本社として購入したようだ。

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eWEEK

 急成長中の米Facebookは2月8日(現地時間)、新しい本社――カリフォルニア州メンロパークの、サンフランシスコ湾沿いにある米Sun Microsystemsのキャンパスだった場所――を購入したことを発表するとみられている。

 世界最大、最盛況のソーシャルネットワーキング企業である同社は、公式にはこの購入を認めていないが、8日朝にメンロパークシティホールでメディア向けに発表する計画だ。

 Facebookの広報担当者は「8日にメンロパークシティホールで行うプレスイベントは、われわれの長期的な業務ニーズにふさわしいキャンパスに関するものになる」とだけ述べている。

 もう1つの手掛かりは、1月28日に公表されたメンロパーク市の予算に関する公聴会の議題項目で、そこには「Sun本社キャンパスの新居住者向け土地利用権の決定」とある。

 Facebookと関連のない地元情報筋(キャンパスの改装を請け負った業者を含む)もeWeekにこの土地購入の件を認めた。取引はまだ精査中のようだが。

 2010年のクリスマスの2日後、Facebookはひそかに旧Sunキャンパスに近いコンスティテューションドライブ312番地と314番地の2つの不動産を購入した。サンマテオ郡の不動産記録によると、この土地を購入したのはGiant Propertiesという名のダミー会社で、その所在地はパロアルトのFacebookの住所になっている。

 ネットワークサークル17番地(ベイフロントエクスプレスウェイとウィロウロードの交差地点に位置する)にある旧Sun本社は、1990年代初頭にSunが建てたもので、同社のJava、サーバ、モバイルアプリの研究開発部門の多くがここを拠点としていた。同社のマーケティング部門と豪華な会議場もここにあった。

 公園のような中央広場を囲むカラフルでモダンなオフィスビルでは、かつて2000人以上の従業員が働いていた。

 そのカラフルな外観により、ここは大規模な映画スタジオか映画のセットのようだと評されている。

 Facebookの現在の本社は、かつて米Hewlett-Packard(HP)が入っていたビルで、スタンフォード大学から数ブロック離れたパロアルトの住宅街にある。Facebookはパロアルトのダウンタウンにあるオフィスで3年を過ごした後、2009年7月にこのビルに入った。

 米国内の多くのほかの自治体同様、メンロパーク市はもちろんFacebookのような数十億ドル規模の業績を上げる企業を歓迎するだろう。

 サンフランシスコから南に約48キロ離れたこの市は、マクロ経済の停滞の影響でこの3年間固定資産税の収入が激減している。ダウンタウンにある店舗の多く――主に自動車販売やその他の小売り業――は2008年から閉店を強いられている。

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