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IBM、DWHアプライアンスのNetezzaを17億ドルで買収
IBMがビジネス分析サービス強化を狙い、データウェアハウス(DWH)アプライアンスおよびソフトウェアを提供するNetezzaを買収する。
米IBMは9月20日(現地時間)、データウェアハウス(DWH)アプライアンスの米Netezzaを買収することで合意に達したと発表した。ビジネス分析サービスの強化が狙い。取引は1株当たり27ドルの現金で行われ、総額は約17億ドルに上る。年内に買収完了する見通しという。
Netezzaは2000年創業、2007年に公開したマサチューセッツ州マールボローに拠点を置く公開企業。ストレージ、処理、データベース、分析の機能を単一のシステムに統合したDWHアプライアンスを提供している。同アプライアンスは、従来の半分のコストと3分の1の電力で10〜100倍のパフォーマンスを発揮するとしている。Time Warner、Estee Lauder、NTTドコモ、サッポロビールなど、さまざまな業種にわたる350以上の企業を顧客に持っている。IBMのほか、EMC、Microsoftなどと協業している。
買収完了後、Netezzaの製品はIBMの情報管理製品ポートフォリオに組み込まれる。IBMはこの買収により、Business Analytics and Optimization Services部門で提供する情報および分析サービスを拡充できるとしている。
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