第3回 オンラインリードジェネレーション最新事例:オンラインリードジェネレーション実践講座(2/3 ページ)
広告の費用対効果(ROI)が厳しく問われる中、新しいWeb広告の手法"OLG"が注目を集めている。今回は海外の最新事例を通して、OLGでできること、可能性を考えてみよう。
事例2 :コンテンツをフックにしたセルフサービス型OLG――LeadShare(SlideShare)
次に紹介する事例は、プレゼンテーションファイルの共有サイトとして有名なSlideShareが提供するOLGサービス「LeadShare」(参照リンク)です。ホワイトペーパーなどのドキュメントを提供するのと引き換えにリードを取得するキャンペーンは一般的ですから、もともとSlideShareとOLGの相性は非常に良いと言えます。
SlideShareをご存じの方は、"でも、あれって「ブログでプレゼン資料共有」みたいな個人向けサービスじゃないの?"――そう思われるかもしれません。実は、SlideShareのProアカウントを利用すると、企業向けにカスタマイズしたブランドチャンネルを簡単に構築することができるのです(参照リンク)。
LeadShareの最大の特徴は、"低価格で利用できるセルフサービス型のOLG"である点。利用者は自分でコンテンツをアップロードし、取得するリード情報の種類を選択することで、最低単価1ドルから(情報内容が「氏名/メールアドレス/社名」のみの場合)リードを取得できます。また、高機能なリード管理を望むProアカウントユーザーには、リード情報をSalesForce.com に自動的にインポートする無償アプリケーション(Slide2Lead)も用意されています。
OLGでは、“最適なコンテンツを、最適な見込み客に、最適なタイミングで”提示することが、キャンペーンの成否を左右します。LeadShare の「スピーディーにコンテンツを公開/共有してリードを取得する」特徴を活用することで、企業が自社サイト(オウンドメディア)をOLGサイト化するような取り組みが増えていくかもしれません。
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