ニュース
SASが新製品「SAS Customer Intelligence 360」を発表:顧客の全体像を可視化してカスタマーエクスペリエンスの向上を支援
SAS Instituteは、米ラスベガスで開催された「SAS Global Forum」で、新製品「SAS Customer Intelligence 360」を発表した。
SAS Instituteは、2016年4月21日に米ラスベガスで開催された「SAS Global Forum」で、顧客分析のための製品群「SAS Customer Intelligence」に新製品「SASR Customer Intelligence 360」を追加したことを発表した。
この製品は、データの断片化というマーケティング担当者の課題の解決を解決するためのもの。全てのチャネルで生成されたデータを統合する新しいデジタル・マーケティング・ハブとして機能し、ユーザーのスマートな意思決定と、カスタマーエクスペリエンスの向上支援を実現する。
今回のリリース時には、以下の2つのモジュールが含まれる。
- SAS 360 Discover:Webやモバイル端末を介した行動データを基にレポートや洞察を提示。広範な顧客データを取り込んで、Webアナリティクスの枠組みを大きく超えて、個々の顧客がブランドと接触する際の行動を把握することができる。
- SAS 360 Engage:デジタル・ベースのカスタマー・ジャーニーの作成、オーケストレーション、最適化を可能にする。
「SAS Customer Intelligence 360」は、SaaSベースのクラウド上で提供され、2016年中に新たなモジュールと機能が拡充される予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 予測モデルを工場のように量産:クリック1つで機械学習による予測分析、SASが2製品を発表
SAS Institute Japanは2015年8月25日、機械学習アルゴリズム搭載の新製品「SAS Factory Miner」と「SAS Contextual Analysis」を発表した。 - 企業のビッグデータ分析「はじめの一歩」を支援:統計数理研究所とSAS Institute Japanがビッグデータ イノベーション ラボ(BIL)を設立
統計数理研究所と、SAS Institute Japanは、企業や公共団体がビッグデータを活用するための実践的研究の場としてビッグデータ イノベーション ラボ(BIL)を共同で設立する。 - 次世代のアナリティクス人材育成を支援:教育機関や学習者にソフトウェア無償提供も――SAS Analytics Uを日本でも推進へ
米SAS Instituteの日本法人であるSAS Institute Japanは2015年6月4日、データ分析人材の育成を目的とした取り組みである「SAS Analytics U」を日本国内でも包括的に進める方針を発表した。 - 全てのデータを視覚化:国連が3億行超える世界の貿易データを一般に公開
米SAS Institute Inc.(以下、SAS)は2015年5月26日、国連(UN)統計局が27年間にわたり集計してきた3億行を超えるUN Comtrade(国連商品貿易統計データベース)へアクセスできる「SAS Visual Analytics for UN Comtrade」の提供を開始した。