インタビュー
AKB48総選挙、ビッグデータ分析で結果を予測した担当者に会ってきた:入手可能なデータでどこまでやれるか見せる(1/2 ページ)
AKB48は41枚目のシングル「ハロウィン・ナイト」を発売した。センターに立つのはHKT48の指原莉乃。6月の選抜総選挙でトップに返り咲いた。この結果、実はデータ分析で事前に予測されていたという。
ビッグデータ分析を起点としたマーケティングコンサルティングを手掛けるルグランは、2012年から「データで予測するAKB48選抜総選挙」という試みを実施している。
「大の大人が何やってるんですか」「人気便乗」「暇なのか?」など、一部の口さがないネット民は笑うが、予測の確度は高い。最初に行った分析では上位16人中15人を的中させ、2014年には公式の途中速報で指原莉乃優勢が伝えられる中、1位は渡辺麻友と予測し、見事に的中させている。そして2015年も上位3人はメンバー・順位ともに予測通り。また、上位16人中13人に予測した顔ぶれが並び、得票数の傾向もおおむね予測と一致したという。しかし、一見本業とは何の関係もなさそうな試みを大真面目に続けるのは一体何のためなのか。話を聞いた。
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データ活用のショーケースとして
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