無料/格安のデジタルマーケティングツール5種類:デジタルマーケター、初めの一歩
無料もしくは格安で利用できるデジタルマーケティングツールがある。すべて英語版なので、グローバル展開を考えている企業に特にお勧めだ。
新しい年度が始まった。異動で、初めてデジタルマーケティングの担当になったマーケターもいるだろうし、また新年度から「デジタルマーケティングを強化する」と決めている企業もあるだろう。そんなフレッシュなデジタルマーケターに向け、今回は2014年3月31日にClicZ.comに掲載された記事“Digital Marketers Toolkit - 5 Resources to Validate Ideas and Test Assumptions”(「デジタルマーケターのためのツールキット - アイディアやテスト仮説を検証する5つのリソース」)から、無料もしくは格安で利用できるデジタルマーケティングツールを紹介しよう。以下のツールはすべて英語版なので、グローバル展開を考えている企業に特にお勧めだ。
1. Peek
サイトのユーザビリティやコンセプトを無料で検証できる。結果は数時間以内に返ってくる。通常、1サイトに対しテスター1名が検証を進める。複数のサイトをテストしたければ、UserTesting.comへの登録が必要となる。まずは「ユーザビリティ検証を試したい」というユーザーに最適だ。
わずか数分、40ドルで自社サイトのユーザビリティを検証できる。Feedback Armyが集めたレビュアーに対し、5〜6つの質問リストを投げかけ、その回答をフィードバックしてもらう。回答が返ってくるまでのリードタイムは1日(一晩)とPeekよりやや長く、フィードバックの品質もばらつきがあるが、概して高品質のレポートが得られる。要件に合致しないフィードバックが返ってきた場合、費用を無料にすることも可能。
3.Cage
どちらかといえば、マーケターというよりクリエイティブ制作チーム向けのWebツール。キャンペーン施行前に、クリエイティブやWebデザインについてのフィードバックやバージョン管理を円滑に進め、効果的なデジタルキャンペーンを促進できる。ただ、クリエイティブへのフィードバックは、レビュアーからの生の声のため、かなり辛らつになることもあり、マーケティングチームのデジタル成熟度やビジネスカルチャーによっては受け入れられないというリスクもある。
4.Ethn.io
自社サイトにマイクロアンケートを作成できるサイト。アンケートは、自社サイトへコンタクトしてきた訪問者の中から特定のユーザーを洗い出すために利用できるほか、製品の率直な意見/感想のインサイト獲得に利用できる。料金は月額40ドルからで、月ごとに更新する。
これもユーザビリティ検証サイトの1つで、独自の検証シナリオの策定/実施が可能。PeekやFeedback Armyに比べ、上級者向けのツールといえる。ブラウザの互換性に問題があるため、セッションが途切れたら何度も検証をやり直す必要がある半面、問題が発生しなければユーザーが検証を完了するまでの動作や感想を記録できるメリットもある。
※本記事は、2014年3月31日にClicZ.comに掲載された記事“Digital Marketers Toolkit - 5 Resources to Validate Ideas and Test Assumptions”(「デジタルマーケターのためのツールキット - アイディアやテスト仮説を検証する5つのリソース」)を基に加工編集した記事です。
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