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デジタルマーケティングの特徴――マスマーケティングと何が違うのか?【連載】電通デジタルが教えるデジタルマーケティング 第2回(1/2 ページ)

デジタルマーケティングの課題に対して解決策とヒントを教える書籍『デジタルマーケティング 成功に導く10の定石』から一部を抜粋し、デジタルマーケティングの基礎をおさらいする本連載。今回は、デジタルマーケティングとマスマーケティングの違いについて整理します。

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『デジタルマーケティング 成功に導く10の定石』について

書影

 デジタル社会が日々進展する中で、デジタルを活用したマーケティングはあらゆる企業の将来を左右する重要課題です。しかし、「何からはじめればいいのか」「上司にどうやって説明すればいいのか」「取り組み始めたけれど、本当に効果を上げているのだろうか」などなど、多くの担当者を悩ませているのも事実です。そこで本書では、当該領域のプロフェッショナルたちが、事例や図版を使いながらマーケティング課題にあった解決策とヒントをお教えします。

※本稿は電通デジタル『デジタルマーケティング 成功に導く10の定石: 電通デジタルのトップマーケッターが教える 簡単に分かる売れ続ける仕組みをつくるツボ』(徳間書店)から一部の内容を抜粋・編集して転載しています。


 マーケティング概念は約1世紀前に生まれ、マスマーケティングとして今日まで発展してきました。米国を中心に、自動車製造などに代表される大量生産技術、鉄道や船舶に代表される大量輸送手段、スーパーマーケットなどの大量販売手法、そして、テレビメディアに代表されるマスメディア、これらが組み合わさって大衆社会とともに成立した仕組みです(※1)。

 これに対してデジタルマーケティングは、デジタル化した社会で行う活動です。約1世紀のあいだに社会自体が大きく変わったわけですから、マスマーケティングとデジタルマーケティングでは、取り扱う製品や消費者の性質、マーケティング組織の在り方や業務の進め方などさまざまな側面が異なっています。

 以下で、両者の違いを対比して整理しておきます。デジタルマーケティングを実践しマーケティングを革新して、新しい社会に適合しなければならないことがはっきりと理解できるでしょう。

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