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メールマーケティングの成果はどう定義すべきか:指標設定のこつ(1/2 ページ)
メールマーケティングは、ユーザーの行動を細かく把握できるため、それが欠点となってメールマーケティングの成功/失敗を判断しにくくなっている。どのような基準で判断すればいいのだろうか。3つのヒントをお伝えする。
デジタルマーケティングのメリットの1つは、ユーザーの行動をトラッキングできること。例えばメールマーケティングならば、誰がいつメールを開封したのか、掲載されているリンクをいつクリックしたのか、また次にどのページに進み、どのルートをたどって購買/離脱に至ったのか、事前にタグなどを仕込んでおけばトラッキングできてしまう。
その一方、弊害もある。それはこうしたデータの洪水におぼれ、そもそもの施策の目的を見失ってしまうことだ。例えば、当初はメールからランディングページへの誘導を目的にしていたはずなのに、購買率の低さにがくぜんとし、失敗と決め付ける。購買率は高かったが、そもそもメールの開封率が低かったので素直に喜べない。データが見える分、どこにKPIを設ければ良いか分からなくなってしまう。2014年5月19日にClickZ.comに掲載された記事“Defining Success for Email Programs”(「Eメールプログラムの成果を定義する」)では、こうした問題に警鐘を鳴らし、メールマーケティングの成果を3つに絞って考えている。具体的には(1)エンゲージメント率(2)収益(3)ユーザー行動の促進 ―― の3点だ。
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