通勤/通学時によく使う「買い物施設」は駅ビル、ジャストシステム調査:通勤/通学時の消費行動とは
ジャストシステムは通勤/通学時の買い物に関して、頻度、利用施設、利用額などの調査結果を発表した。
ジャストシステムは11月9日、「通勤/通学者の移動中の買い物に関する調査」の結果を発表した。調査は東京都内へ通勤/通学している15〜49歳までの男女1000名を対象にインターネットで行われた。
鉄道を利用した通勤や通学途中に、乗降駅や乗換駅などの施設で買い物をした経験を聞いたところ、「週に5日以上買い物している」(22.6%)、「週に3日以上」(17.4%)、「週に1〜2日程度」(37.5%)という結果で、週3日以上、約40%もの人が通勤/通学上で消費活動を行っていることが分かった。
乗降駅や乗換駅などで、最もよく買い物をするのはどの施設かという問いに関しては「駅ビル(改札外)にある店舗」(61.8%)、「駅ナカ(改札内)にある店舗」(22.6%)、「駅売店(改札外)」(7.3%)、「駅売店(改札内)」(5.5%)、「駅売店(ホーム)」(2.8%)などの回答が見られた。また、1回あたりの平均的な買い物金額は「1000円以上」(29.6%)、「2000円以上」(25.5%)、「5000円以上」(9.3%)、「1万円以上」(1.9%)だった。駅売店より、駅ナカや駅ビルでの消費が多く(74.4%)、2000円以上買い物する人が一定数(36.7%)いることが分かった。
予定外に商業施設へ立ち寄る回数に関しては、1週間での平均は「5回」(2.7%)、「2〜4回」(19.9%)、「1回」(27.3%)だった。また、「予定外の商業施設に立ち寄ったきっかけ」(複数回答)を聞いたところ、「空腹やのどの渇き」(47.3%)、「店舗のディスプレイ」(38.5%)、「鉄道の中吊り広告」(25.1%)、「スマートフォンの情報を見て」(22.2%)が主な理由として挙げられた。目的地への移動中に、スマートフォンを見て予定を変え、商業施設へ立ち寄った経験の有無は、48.1%の人が「ある」と回答した。これらの結果から、広告やスマートフォンからの情報が予定変更の行動を促している傾向がうかがえる。
乗降駅や乗換駅などの施設で買い物をする際、最もよく利用する決済手段には、「現金」(54.1%)、「クレジットカード」(24.3%)の他に「Suicaなどの電子マネー」(17.6%)を挙げる人もいた。「電子マネー」を選択した人に、乗降駅などでの購買頻度を聞いたところ、「増えた」(26.4%)、「やや増えた」(37.3%)という回答が目立った。
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