中国向け越境ECはなぜ「乗るしかないビッグウェーブ」なのか、3つのキーワードで考察する【連載】よく分かる越境EC 第1回(1/3 ページ)

良質な日本製商品を中国市場へ。今、中国向け越境ECがかつてないほど注目されている。その背景にある中国国内の事情から求められる商品のトレンド、越境EC参入のポイントまで、専門家が解説する。

» 2017年01月10日 07時00分 公開
[翁 永飆Inagora]

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 こんにちは。翁 永飆(おう・えいひょう)と申します。

 最近、いろいろな場所で「越境EC」という言葉を耳にする機会が増えていると思います。特に中国向けの越境ECについては各地でセミナーも多く開催されていますが、そもそもなぜ中国向けの越境ECがこれほどまでに注目され、大きく成長しているのかは、意外と知る機会がないように思います。

 当社Inagora(インアゴーラ)は、中国ユーザー向けの越境ECショッピングアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」を運営し、良質な日本製商品を中国市場に提供するお手伝いをさせてもらっています。これまでの経験や、2016年11月に当社の戦略発表会を実施して以降、ご相談が急増していることもあり、越境ECが今求められる理由、中国市場のポテンシャル、中国人ユーザーのリアルな属性、売れる商品の傾向といったお話をしていきたいと考えています。

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