電通と富士通、最適な顧客体験を分析立案するフレームワークを共同で開発業務ビッグデータ活用

電通、富士通は11月13日、クライアント企業が持つ業務ビッグデータを活用し、エンゲージメントをより深める顧客体験を分析/立案するフレームワークを共同で開発した。

» 2014年11月14日 16時00分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 このフレームワークは、商品/サービスの利用履歴、営業活動や接客履歴、コンテンツ接触履歴など企業の業務データと、生活者の消費行動など外部のマーケティングデータを融合し、顧客接点の分析/体験施策の立案/効果検証までをワンストップで行うことができるのが特長。これにより、従来の個別分析では得られなかった顧客像や、顧客接点での課題を深堀し、その結果を商品やサービスの開発、店舗や営業スタッフ、広告戦略や販促活動に活かせるという。

 実際にユーティリティーや流通、金融、自動車などさまざまな業種における実践を通して確立されたもので、電通が持つマーケティングメソッドやパネルデータ、メディアデータなどの定性/定量的な知見、富士通が持つデータオリエンテッド分析やワークショップの実施、外部データなどを合わせ、企業の業務データに対して意味付けや文脈付けを行っていく。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.