ANA、Oracle製品を活用しメール配信システムの顧客サービス向上を実現突発的な運航変更でもメール配信

日本オラクルは10月9日、全日本空輸がオラクルの高速データベース「Oracle Exadata Database Machine」ならびにリアルタイム・データ統合ツール「Oracle GoldenGate」を採用し、国内路線顧客を対象にしたメール配信システムを刷新したと発表した。

» 2014年10月09日 16時00分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 全日本空輸(以下「ANA」)の国内路線に関し、運航の遅延や結構などの突発的な変更が発生した際に、これまでは搭乗手続き完了顧客を主としてメールを配信していたが、今回の新メール配信システムにより、搭乗予定顧客にも等しくメールを配信できるように配信先の拡大を実現。また特別な案内を必要とする顧客に対してもメールで通知できるようになった。

 ANAの年間顧客数は4200万人超。国際的に航空業界の競争が激化する中、オンライン上でチケット予約や座席指定を行えるサービスが一般化し、空港での搭乗手続き業務は大幅に減少している。利便性は高まる反面、係員との接点が少なくなったことから、搭乗便の状況をよりタイムリーかつダイレクトに伝える仕組みが求められるようになったという。

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